モロッコの伝統的な作りで出来た建物リヤド(Riad)。
真ん中に中庭があって、吹き抜けになっていて夏の暑さを凌ぐ作りになっているそうです。
可愛い模様もモザイクやタイルで装飾されていて、どのリヤドでもモロッコの名物ミントティーでおもてなししてくれてとても良い雰囲気のリヤドばかりでした。
朝食もこの中庭で食べたりテラスで食べたり。
どこのリヤドも安いのに綺麗で、ジブリの映画に出てきそうな可愛い作りでくつろげる所ばかりでした。
リヤドの人もみんな親切で、街のしつこい勧誘からも逃れられて、落ち着ける場所ばかりでした。
しかーーし!!!!
最終日のマラケシュのリヤドにやられました。。
Booking.comの大手サイトで予約したジェム•リヤド(Gem Riad)というホテル。
最終日だし一泊しかしないし、どこでもいいよね、と言ってドタンバで決めた私たちにも非がありますが、ブッキングドットコムで口コミが9.9もあり、しかもクチコミ数も100件以上あったのでそれを信じてこのリヤドを予約しました。
9.9の口コミって相当いいホテルなんだろうと半ば楽しみにしながら。
ロケーションもみんな良いと言ってるのに、行ってみると、フナ広場から奥まった通りにある結構薄暗い安宿街。夜は1人で歩くのは怖い場所。
看板も小さく、疑心暗鬼でリヤドの扉を開けるや否や、ウェルカムもなしに、「あなたの予約がダブルブッキングしたのでキャンセル手続きをしなければいけない。でもあなた達はダブルブッキングしたもう一組の客より早く到着したのでここに泊まれる。」と説明を受ける。
ダブルブッキングをしたのは初めてではなかったので、あーまたか。くらいだったけれど、ひどいのはここから!
勝手に私たちの携帯電話を奪って、ブッキングドットコムのサイトへ行きキャンセル手続きをし始めようとしたり、勝手にブッキングドットコムから来たメールをチェックしようとするんです。
当日キャンセルするとクレジットカードから自動引き落としされてしまう事を伝えた上で私たちが拒むと、逆ギレして「キャンセル手続きしてやるだけなのに何で拒むんだ!日本人は頭が良いはずなのに君たちは日本人じゃないようだ!」と罵られ、強引に私たちの携帯を奪われキャンセル手続きされてしまいました。
「部屋をグレードアップしてやるから文句は言うな」と言われ丸く収めようとするんです。
本当にあり得ない対応!!
モロッコの旅で二度目のカーッと頭に血が昇りました!!
悔しいのが英語が私たち、あまり喋れないから反論したくてもスムーズに英語が出てこないって事。
日本語やドイツ語だったらもっと言い返してるのに!!!
やっぱり英語って大事ですね。勉強しなきゃ。。
ブッキングドットコムの口コミでは、清潔感も10ばかりだったのに、部屋に入ってみると壁には大きな蜘蛛の巣が張っていて、浴槽の水は流れないし、安っぽいカーペットだし、今までのリヤドで一番汚かったです。
リヤドの中庭も今まで泊まった中で一番小さく薄暗い。
ホテル代を現金で払ったので、領収証を要求しても「今は出せない。メールで送る」の一点張り。翌朝に用意してもらう約束をしたので翌朝にもう一度請求したら、「今は新規の客で忙しい。見てわかるだろ。4時間前だったら出せた」と信じられない対応。「仕事でどうしても必要だし、あなたの事は信じられないから今出してほしい」と粘ったら、メモ帳に手書きで書いたものを渡され、「本物の領収証はメールで送る」と言われたがもちろん送って来ず。
またチェックアウト後に時間があったので市内観光をする予定だったので手荷物を預けてもらうようお願いすると、「今日は満室だから荷物を置く場所はない。」と言われるたので「いやいや、サイトに手荷物預けのサービスがあると書いてあった」と反論すると「早く出て行け!Fuck you!!」と怒鳴られ追い出されました。
写真を撮ろうと思ったらすごい形相で怒られるし、一体何だったんだ。モロッコ最終日にドカンとやられました。。
他の客ともずっと夜な夜な言い争っていたし、従業員同士も怒鳴ったりしていてかなり居心地悪い雰囲気でした。
あのホテルスタッフに一度日本のおもてなしの心を味わって頂きたい。
勝手にキャンセル手続きされたので、ブッキングドットコム上ではこのホテルに宿泊されていない事になっているので口コミも書けず。
9.9の口コミを保つためにこういうやり方をしているのか。。
私たちのように口コミを見て予約する人はたくさんいると思うので、こういう悪質なやり方に騙される人、いっぱいいると思います。
後日、別の旅行サイト、トリップアドバイザーでこのホテルを調べてみると口コミはたった10軒のみしか書かれていませんでした。
きっとホテル側がブッキングドットコムをターゲットにどうにかして口コミを書いているんだと思います。。
完全にはめられた。。
旅行の最終日だったので一気に疲れ、せっかくの旅行中なのにこんなに早くドイツに戻りたいと思ったことは初めてです。
悔しすぎるので、せめてブログに書き記します。
このホテルには絶対に泊まってはいけません!!!
みなさんも気をつけて下さいね。