フェズとシャウエン間は電車が通っていないので、車かバスで行くしかありません。
フェズからシャウエンまでは200キロ離れていて、山道を走るのでバスで約4時間かかります。
バスは、国営バスのCTMと民間バスのStè Diamant Vertという2つの会社からそれぞれ1日4〜5本出ています。
チケットの購入は、バスターミナルにある小さな事務所で予約、購入出来ます。
フェズのCTMのバスターミナルは新市街と旧市街両方にあります。
新市街は、フェズ鉄道駅から徒歩15分くらいメインストリートを下った所、旧市街は、マルーク門を出て少し降った城壁のすぐ外にあります。
こちらは旧市街にあるバスターミナル。
中にはキオスクやインビス、各バス会社の事務所があってチケットを購入します。
他の街のチケットもまとめて購入出来るので、予定が決まっていたら早めのチケット購入をおすすめします。
私たちは、フェズからシャウエン行きのバスを前日に取ろうと思って行ったらCTMのバスはどの時間も全て満席だったので、行きは民間バスで、帰りはCTMで予約しました。
民間バスは値段が50dhm。
国営バスCTMは75dhm。
どちらも手荷物預けに1個5dhmかかります。
チケットはこんな感じです。上が民営、下がCTM。
民営バスはかなりオンボロでした。
もちろんクーラーなんてないし(一応ついてるけど機能してない)、座席シートもぼろく、フロントガラスは割れてる。バスの前の扉が閉まらないまま運転。よくわかんないけど、30分ほど道の途中で止まって運転手と乗務員がずーっとしゃべってる。途中で急に乗客が乗ってくる。乗客もほぼ地元の人でおしゃべりなモロッコ人。ずっとバス内はガヤガヤしてました。
唯一の救いが、バスの前方の扉が開けっぱなしと天井からの隙間風があるので、走行中の空気はそんなに悪くなかったです。
出発時間は30分ほど遅れましたが、到着時間はほぼ予定通りでした。
続いて帰りのシャウエンからフェズまで。
シャウエンのバスターミナル。
親切なのかお節介なのか何かの客引きなのかよくわからないモロッコ人達がたくさんいて、行き先を告げると教えてくれます。
CTMのバスはこちら。
CTMで注意しなければいけないのは、事前に荷物預けのチケットシールをカウンターで購入しなければいけません。
バス内は、日本のバスとさほど変わらないほどキレイ!!
座席も民営バスより広いです!!
車内もほぼツアー客なので安心だし静か。
25dhm(約300円)しか変わらないなら、私は断然CTMバスをオススメします!!
道中は舗装されていない山道を永遠と登り降りするので、酔い止めは絶対に必須です!!