日本でもドイツでもどこの音大に入学したいかも重要だけど、それ以上にどの先生に習いたいかがとっても大切。
以前にも書きましたが、ドイツの音大受験では、このVorspiel(歌の場合はVorsingen)を大学受験前に行うのが重要です。
そもそもVorspiel(Vorsingen)とは、先生の前で自分の演奏をして、聴いてもらうこと。
Vorspielによって、先生が自分の演奏に興味を持ってくれるか、また先生がどんなアドバイスをくれるか、お互いに演奏を通じて知り合うきっかけになります。
先生によっては時間があればそのままレッスンしてくれる事もあります。
色々な先生にVorspielをお願いして、どの先生の指導の仕方が自分に合っているかも知る事が出来ます。
極端な話、このVorspiel(Vorsingen)なしで受験をしても受かる確率は低いです。
というのも、たくさんの生徒がVorspielに来るので、受験の際にほぼ互角のレベルで、Vorspiel をして顔見知りの生徒と全く知らない生徒のどちらを取るかということになれば、やはりVorspielを受けてちょっとでも知り合っている生徒の方が親近感も湧くし受験に受かる可能性が高くなります。
ドイツの先生はオープンの先生が多く、突然先生の元に行って、Vorspielをお願いしたり聴講をお願いしても、優しく快諾してくれる先生が多いです。
大学のホームページにも大体の先生の連絡先が載っているので、先生にコンタクトを取って予定を合わせてもらう事も出来ます。
ドイツで音大受験を目指すなら、謙虚な日本人にはなかなか苦労しますが、いかに自分をアピールするかがとっても大事です!!