ここ最近、ドイツもようやく暖かくなり、春の兆しが見えてきました。
午前中に開かれる青空市場(Wochenmarkt)でも色とりどりのお花が売り始め、春を感じます。
庭に植える苗、バジルやパセリなどの鉢、色んな種類花束も売っています。
今日は、青空市場で見つけた野菜たちの一部をご紹介です。
まずはこれ。
ドイツ人が大好きなホワイトアスパラ(weißer Spagel)です!!
春が旬のアスパラで、白アスパラを見ると春が来たんだな、と感じます。
大きさは様々で、親指くらいの小さなものから、30センチくらいの大きいものもあります。
本当にドイツ人はアスパラが大好きで、マーケットにアスパラが販売し始めると、みんな群がるように買い込んでいます。
白アスパラの他にも、グリーンアスパラ、つくしのような細くて小さいアスパラなど、日本では見たことのない種類のアスパラがあります。
次はこちらの野菜。
生姜のような、いものような形のトピナンブール(Topinambur)。日本では珍しいですが、菊芋と言うそうです。
冬に多く出回り、スーパーでも簡単に手に入ります。
お値段は普通のじゃがいもの倍くらいしてちょっと高め。
このトピナンブールはイヌリンが多く含み腸の調子を整え、また血糖値を下げるので糖尿病にも効果があるそうです。
皮を厚めに剥いて、薄くスライスして生でサラダとして食べても、スープの具材としても、煮物にしても、炒めても美味しいです!
クセもなく、ほんのり甘く、シャキシャキとした食感なので、ドイツにはあまり売っていないゴボウの代わりにトピナンブールを使って調理しています。
トピナンブールと人参、唐辛子をごま油で炒めて、醤油、みりんで味付けして仕上げにごまをふりかければ完成の、きんぴらごぼうもどきの、きんぴらトピナンブールが私の一押しの一品です!
青空市場では、スーパーには出回っていない野菜や果物も多く売っていて、何より新鮮な食材が手に入ります。
ドイツでは、大きな都市はもちろん、小さな街や村でも、その地域の農家さんから直接、新鮮な食材を青空市場で買う事が出来ます。基本的にその都市の市庁舎(Rathaus)の前の広場で開かれている事が多いです。
青空市場は大体朝7時頃からお昼頃まで、長くやってるところは午後も開いているところもあります。
青空市場が開かれている日時も地域によって異なりますが、ドイツに旅行に来たら、近くで開かれている青空市場を調べて、足を運んでみると、ドイツ人の食生活を垣間見る事が出来るので、面白いです。