ドイツの音楽大学事情⑤ (留学費用)

やっぱり気になる、大事なお金の話。

ドイツの国立音大に留学するにあたって、必要な経費を書き記しておきます。

日本の私立の音楽大学とざっくり比較してみます。

  • 受験料

日本:相場 約40000円

ドイツ:相場 約30ユーロ(3600円くらい)

  • 授業料

日本:半年で100万円前後

ドイツ:半年で500ユーロ前後(6万円くらい)

※学校、学部、学科によって多少異なります。

  • 家賃(一人暮らしの場合)

日本:6万から10万円くらい

ドイツ:350から600ユーロくらい(4万円から7万円くらい)

※都市によって多少異なります。

  • 学生寮またはルームシェア(WG)の場合

日本:2万円から6万円くらい

ドイツ:200ユーロから400ユーロくらい(24000円から5万円くらい)

  • 敷金礼金

日本:敷金礼金共に家賃の2ヶ月から3ヶ月分

ドイツ:礼金はほぼなし、敷金は家賃の1ヶ月から3ヶ月分

  • 大学教授のプライベートレッスン

日本:1時間1万円から4万円

ドイツ:1時間50ユーロから200ユーロ(6000円から24000円)

  • 渡航費

日本:地方から東京の大学に行った場合、5000円から4万円くらい

ドイツ:10万円くらい

  • 引っ越し費用

日本:地方から東京まで、段ボール一箱約2000円

ドイツ:段ボール一箱約13000円

  • 健康保健

日本:学生の場合、親の扶養なので保健料はかからない

ドイツ:30歳未満の学生の場合、月約65ユーロ(8000円くらい)


上記の通り、日本の私立の音楽大学より、ドイツの音楽大学の方が、授業料、レッスン代は断然安いです。

ただ、渡航費、引っ越し代の他、ドイツ語の語学学校費など初期費用はやはりドイツに留学した方がかかります。

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語学学校は、ドイツ語がある程度わかるようになりまで通わなければ、音大での講義やレッスンも理解出来ないので、必須です。

私は、週4日、4時間コースを半年通いました。

かかった費用は、半年で約1600ユーロくらいでした。(20万円くらい)

また、学生ビザを取得するために、ドイツの銀行口座を開いて、そこにある程度の預金があるという証明を提示しなければいけません。

(ドイツで生活するための最低かかる費用、月約600ユーロ×12ヶ月分(1年分)=約7200ユーロ(約88万円分))

これは、ドイツで不正な仕事などでの闇金収入を防ぐために、最初にドイツで生活する費用はありますよ、ということのを提示しなければいけません。

もし、すぐに上記の預金を提示できない場合は、毎月仕送りを送ります、という親のサインが入った証明書をドイツ領事館で発行してもらってその証明書を提出すれば、そんなに預金がなくても大丈夫です!

日本の私立の音楽大学の入学したばかりの時、大学の先生に「一千万円で卒業証書をもらえると思って4年間必死で頑張りなさい。」と言われたことは今でもすごく覚えています。

親には本当に頭が上がりません。。

ドイツの音楽大学に留学する場合、だいたいざっくりですが、渡航費も入れて、100万円もあれば留学出来ます。

あとは、ドイツでアルバイトをしたり、大学でTutorと言って、教授の助手の仕事をすれば、生活費の足しになります。

また奨学金も、大学で行っているものや、国、州、街で行っているもの、安田生命など会社が出してるものもあるので、もし奨学金がもらえれば、留学生活も楽になりますね💰

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