ドイツの音楽大学事情④

ドイツもだいぶ暖かくなり、ここ最近は晴天が続き春のきざしが見えて来ました。

大学でももうすぐ夏ゼメスターが始まります。今は新入生は引っ越しの準備やビザの手続き、語学学校の申し込みなど、留学のためにいざドイツに来て、やらなければいけない事が山ほどあります。

今回は、まず最初に苦労する住居探しについてです。

特に近年は、移民も増えているので、住居探しは本当に大変です。

最近日本でもよく耳にするルームシェア。ドイツではかなり一般的です。もちろん1人部屋を借りる事も出来ますが、初めの来たばかりはドイツ語を理解するのも難しいので契約書を書くのも大変。なので、学生寮の手配をしてくれる、Studenten Werkに登録したり、Studenten WGなどのサイトで日本にいる時から、家探しをする事ができ、ルームシェア(WG)をする事で、ドイツ人はじめ、色々な人と知り合いになれるので、ドイツ語の勉強にもなるし、何より家具付きの部屋がほとんどなので、引っ越しも楽です。

Studenten Werkは主要都市にそれぞれ設置されていて、学生のため住居を斡旋してくれます。

例えばこちらは、Studenten Werk Berlinのサイトです。

http://www.studentenwerk-berlin.de

1人部屋の場合は、結構高い家賃を払わなければいけなかったり、キッチンが付いていない部屋も結構あって、その場合、自分でキッチンを取り付けなければいけません。

その上、敷金礼金も高いので、まずは、学生寮やルームシェア(WG)をおすすめします‼︎

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学生寮やルームシェア(WG)も様々で、私が学生時代過ごした学生寮は、3人で共有するルームシェア、また6人で共有するルームシェア、多い時は8人もありました。

部屋はそれぞれ別々ですが、キッチン、バストイレが共同です。

そして基本的にどこも男女共同のルームシェアです。まれに女子寮もありますが。共同の方が安いです。

ちなみに私が過去に住んでいたWGの家賃は、光熱費込みで250ユーロ(3万円くらい)でした。

都市によって物価も違いますが、貧乏学生だった私にとって、家賃が安かったので救われました‼︎

住居探しで、楽器の演奏可能かどうかも音大生ならではの重要な問題の一つです。基本的に、ドイツの法律では楽器の演奏は可能(時間帯は決まっています)ですが、ルームシェアとなると壁も薄いので近所迷惑になるのでなかなか家では練習出来ません。

まれに、音大生ばかりが集まって、ルームシェアをしている事があるので、そのような物件を運よく見つける事が出来れば部屋での演奏も可能です。

音楽大学に入学出来れば、学校でももちろん練習出来るので心配いらないと思います!24時間練習可能な大学もあります。

このようにまずはドイツに来て、住居を見つけ、契約書にサインをして(ドイツでは契約書のサインがとっても大事‼︎)、役所に行き住民登録が無事に出来たら、次のステップの携帯電話の購入や銀行口座の設立、健康保険の申請、ビザの申請が出来るようになります。

ひと段落するまでの道のりはまだまだ長い。。

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